『バーチャル切手を楽しむ』

友人からいただいた一冊。
著者の小川氏は『稲門フェラテリー』を通じて、お名前だけは存じ上げていました。

タイトルに示す「バーチャル切手」については脇に置いておくとして、氏が分析された発行切手の様相を把握し、当該国の切手政策を考察した「○○切手から考える」(必ずしも統一されたタイトルではない)は、『稲門フィラテリー』に掲載されるたびに、興味を持って読まさせていただいたものです。

切手を統計として分析し、当該国の切手を考えるという斬新な方法は、そうした発想に貧しい、根っから文系の僕にとっては、とても新鮮に思える解説でした。

実は、僕が2023年の北欧ミニペックスに出品した「安価な!使用済切手で楽しむスウェーデン」の作品は、氏が『稲門フィラテリー』72号に発表した「スウェーデン切手から考える 切手による比較文化笑論」(本書55ページ所収)から、大きなヒントを得て作られた作品でした。
スウェーデン切手を知らない一般参観者に、スウェーデン切手の特徴と魅力を伝えることを目的とした作品に仕上げましたが、本稿に出会わなければ、展開できなかった作品だったと思います。

本書は、『稲門フィラテリー』の各号に掲載された解説により構成されていますが、それらを読みやすく一書にまとめられた点、またカラー印刷も美しく、pdfファイルで読む『稲門フィラテリー』とは、また違った読み方ができ、大いに楽しむことができました。

ありがとう、ございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *