ネパールのファーストシリーズは、印刷された時期によって幾つかのグループに分けられるのですが、シートから切り離されてしまうと、微妙な境界線上に位置するものだと「さて、どちら？」と思うものが多数存在します。
その分類にあたって先ず迷うことがないのが、リカットフレーム。
下の比較画像を見てもらうと、よくわかると思います。
周囲を囲むフレームの太さが全く違いますね。
ちなみに、このリカットフレームは、もっともよく使われた１annna 切手にしかありません。
その使用例が下のカバー。
１anna のペア貼りですから、基本重量１tola（11.66グラム）の２倍重量便です。
抹消印は Salyan 局1961年８月13日ですから、西暦では1904年７月27日。
左上の証示印の手書き文字が日付になります。
本使用例のような２倍重量便用として２anna 切手も発行されているのですが、そちらの使用は少なく、圧倒的に１anna のペア貼りが多いですね。