かつお釣り50銭(1)

2週間無休で、やっと仕事が一段落。
ヤレヤレといった感じです。
ですが、庭を見れば休ませているはずの花壇が草ぼうぼう。
確か、ちょっと前に綺麗にしたはずなのですが・・・。
これでは、休ませている意味が無いですねぇ。

ヤフーを見ていると、ヤフオクの商品が右端に広告として表示されることがあります。
たいていは「ふーん」で終わってしまうのですが、今日は「かつお釣り50銭」が表示されたのでクリックしてみました。

切手は、神田神保町にあった新生スタンプが昭和40年の夏にシートを入手して、その後に分割販売した内の1枚。
このシートは、この切手の製造に関係した高木正道氏が所蔵していたものと思われます。

「かつお釣り50銭」は、窓口シートの状態(他に無目打の試刷がある)となったシートが2枚存在していましたが、他の1枚は1980年代後半にタカハシスタンプが扱った山本氏旧蔵のものであり、こちらは現在、郵政博物館(収蔵当時は逓信総合博物館)に収まったと言われています。
この山本氏旧蔵のシートは、昭和30年にこの切手を印刷した大日紙業の社長であった高原氏から直接譲り受けたもので、山本、タカハシの両者がそれぞれ残したシート写真を見比べると、キズやシミが一致します。
このことから、タカハシスタンプのものが山本氏由来という来歴に間違いはありません。

この「かつお釣り50銭」切手は、その誕生の経緯や希少性から子供向けの切手本によく登場していたので、僕らが子供の頃のジュニア収集家にはよく知られた存在でした。
ただし、この切手を「不発行」とする立場と「単なるシール」とする立場の両者があり、子供心に「いったいどっちが正しいの?」と思っていたことは確かです。

小学5年の夏休みに、池袋の東武百貨店で開催された「万国切手博覧会」にこのシートが出品され、見たことがあります。
当時は子供だったのでよくわからなかったのですが、いま思えば、それは窓口シートの方ではなくて、試刷りシートの方だったようです。

現在刊行中の『組合カタログ』『さくらカタログ』の両者ともに、「かつお釣り50銭」は未採録となっていますが、僕は単なるシールではなく「不発行」切手だと考えています。
次回は、僕が「不発行」と考えている理由について紹介したいと思います。

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