画像は、田沢切手の中から新大正毛紙の輪転版。
すなわち、ゲーベル印刷機によるもの、

この切手の第一陣は1926年の発行ですから、気がつけば今年で発行100年になります。
日本におけるゲーベル印刷機の足跡は大きく、例えば日本初のコイル切手が製造されたのもこの印刷機ですし、第一次昭和切手で大活躍したことは、日本人収集家ならば誰もがご存知でしょう。
また、戦後印刷局復興の象徴であったのも、このゲーベル印刷機であったはずで、第二次新昭和切手の塔30銭国名左書き切手が、目打入り、糊付きで発行されたのも本機の製品でした。
ゲーベル印刷機はドイツの印刷機ですから、切手印刷に導入されたのもドイツが先駆けで、ベルリンの印刷局に1911年に納入され、ゲルマニア切手の印刷に使われています。
切手印刷に大きな足跡を残した、日本におけるゲーベル印刷機100年なのですが、郵趣界からそれを特集する記事であるとか、展示企画が聞こえて来ないのは、なにか寂しいところがあります。