見難い房2銭を・・・

手彫切手の中でも、恐らく不人気銘柄の1、2を争う房2銭。
正直なところ、僕もあまり好きではないですね。
同じ房でも1銭の方は好きなのですが・・・。

そこで、僕なりのあまり好きではない理由ですが、とにかく印面が見難い。
これが、まず筆頭に上げられます。
その次は、情報が少なすぎる点かも知れません。
和紙青1銭とは対局に位置する切手なので、版数もよくわかっていなくて『手彫切手専門カタログ』には「約20面(推定)」と書かれているのみ。

でもですね、手彫切手というのは入手した切手については、やはり一通りは調べたくなります。
紙、目打、色調、そして印面の変化。
A級、B級は無理でも、C級の印面変化(変種)なら努力次第で報いられることがありますからね。
僕もこれまでに、買ってからの観察で幾つものC級の変種を見つけいます。

さて、その房2銭ですが、肉眼ではもちろんのこと、ルーペで覗いてもホントに見難い。
画像左はスキャニングしたものなので、多少はよく見えますが、肉眼ではこんなによくは見えません。
で、もっとも見やすいのがグレースケールにしたもの。
画像右がそれですが、左右で比べるとその差がよくわかると思います。

肉眼よりは一手間余分にかかりますけど、大きく拡大できるし、目に優しく、老眼まっただ中の身には実に有難い。
スキャナーにセットするのも面倒くさいという方は、スマホで接写してグレースケールに変換という手段もあります。
これだとスマホの画面で拡大もOKなので、横着極まりない方法ですが簡単です。

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