フランス・リベルテの使用例

1982年に、その前のシリーズであったサビーヌに代わって発行されたリベルテ。
この時期のフランスは、経済状況の影響から郵便料金がたびたび改正され、1978〜1987年にかけては毎年郵便料金の改正が行われています。

この緑色の額面1.70フランの切手は、1984年に不急郵便料金が1.60フランから1.70フランへ値上げされたのに伴い発行されました。
ですから、こんなにベタベタ貼られていると本来の使用目的ではないのですが、僕的にはハデな感じが好きですね。
それに、フランスではこのような貼り合せの使用が多いので、使い方としては普通かと。

貼られている切手の合計金額は、19.20フラン。
書留票が貼って有るので、書留料金が12.50フランですね。
それと、左側の「AR」表記の付いたラベルですが、これは配達証明郵便に使うものなので、それが4.60フラン。
ここまでで合計17.10フランですから、貼付切手との差額は2.10フラン。
この使用例の1984年10月31日現在の国内郵便料金は、20グラムまでの普通郵便が2.10フランですから、これにピタリと一致します。

消印も良い感じで、ルックスも良いので気に入っている使用例です。

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