四日市ボタ印

カバーに貼付された切手は藁紙の目打10ですから、赤2銭の藁紙としては最も一般的な組み合わせ。
押されているのは四日市局のボタ印で、明治18年6月19日ロ便。
そして、裏面には宛地である大阪の20日ニ便の到着印が押されています。

四日市というのは、ボタ印の第2次配備局に含まれているのですが、この第2次配備局は不思議と評価額が比較的低めな局と、高めな局とのバラつきが多いグループ。
まぁ、その中でも四日市は低めなグループに入ります。

小学生の時に読んだ『小判切手の集め方』では、第2次配備局について「赤二の単片でも近頃は少なくなりました」と記されているのですが、それが脳内メモリに記憶され、それから数十年後の今となっては安値安定で落ちついているはずなのに、昔の記憶が上書き消去されずに残っちゃっています。

そう言えば、四日市ボタの鏡字って、赤二の単片上では有りますがカバーは未確認とか。
初めて知りました。

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