ネパールのセカンド・シリーズである Sri Pashupati シリーズ最初の発行から２ pice。
このシリーズは、1907、1930、1935、1941年に印面の一部を改変したり、版式を変えながら長期間にわたり発行されています。
上段の田型はプレートプルーフで、以前にジャペックスに出品した時は、他の額面も合わせてプルーフだけをまとめて１リーフにしていましたが、これを下のリーフのように各額面ごとに散らすかは悩むところ。
この切手、イギリスのパーキンス・ベーコン社製の凹版印刷なのですが、最初は５ rupee までの８額面が検討されましたが、結局、半分の４額面（２、４、８、16 pice）が製造・発行となっています。
パーキンス・ベーコン社に残されている記録によれば、２ pice は1907年５月24日に原版が落成し、７月４日に実用版が完成しています。
実用版は100枚構成が２面掛けになったもので、ただ１点ですがシート間ガッターを挟んだブロックが知られています。