青函連絡船の鉄郵印

画像の紙付は、子供の頃に買った10キロボックスから出てきたもの。

実は初めて買った10キロボックスでは、なにも考えずにひたすら水剥しをしまくってウンザリした苦い経験があったので、2回目の購入からは先に選別することから始めました。
まぁ、子供ながらに若干の学習能力があったのでしょうね。
そんな感じで何箱目かは覚えていませんが、見つけたのが画像の切手というわけ。

データは「青森函館間/42. 6. 26/下三」
国鉄青函連絡船です。

当時は何も知らずに、青函連絡船の全便で鉄郵印の取扱があったのだと勝手に思っていたのですが、後年になり一部の郵便車航送便に限られていたことを知りました。
なにしろ青函連絡船内のポストに投函すれば、押印されると思っていたくらいですからねぇ・・・。

それが後年入手した『喜多方郵趣』を読んでビックリ。
『喜多方郵趣』には鉄郵印関係の記事が継続して掲載されているので、鉄郵印に興味がある者にとっては必読の雑誌なのですが、その295号(18巻3号)に「青森函館間の鉄郵印について」と題する記事が掲載されています。
この記事は、札幌鉄道郵便局函館分局からの回答を中心に解説が進むのですが、結論として青函航路の鉄郵印が押される確率は極めて少ないということがわかります。

もし当該鉄郵印をお持ちの方は、他の鉄郵印よりも大切にされた方が良いと思います。
あわせて『喜多方郵趣』もお読みください。
どのようなばあいに押印されるのか、知ることができます。

青函連絡船の鉄郵印」への2件のフィードバック

  1. 初めて書き込みます。宜しくお願いします。
    喜多方郵趣や東海郵趣など読みたいものが多くあるのですが、国会図書館で探しても、東海郵趣の索引が存在するくらいで、中々この手の文献が見当たらず、途方に暮れています。

    1. ブランク30年 さま
      ご覧くださいまして、ありがとうございます。
      郵趣関係の雑誌となると、納本制度に則していないことが多く図書館では難しいかも知れません。
      気長に古書市場で探すことになると思います。
      私は『喜多方郵趣』は8巻以降は終刊号まで揃えることができましたが、二十数年かかりました。
      『東海郵趣』は比較的残っているので、揃えやすいと思います。

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