国鉄郵便気動車

画像は、昭和40年11月23日に加古川線管理所(昭和45年4月1日、加古川気動車区へ改組)で撮影された、加古川線の郵便車。
加古川線は、現在は電化されていますが、当時は非電化だったので気動車が使われていました。

キハユニ15-6。
ここを見れば、客室と郵便室と荷物室を持つ合造車であることがわかりますし、ちょうど形式名の上に「郵便」表記があるので郵趣家には嬉しい写真です。

車両全体はこんな感じで、前位から荷物室(荷重4トン)、中間に郵便室(荷重2トン)、そして後位が客室(定員42名)となっていて、車内には写真の赤線の部分に壁が作られ、それぞれが独立した構造になっています。
郵便室への入口ドアから前方、荷物室までの間には窓がありませんが、車内に入るとこの部分に区分棚が並び、ドアの後位にある鉄格子の入った窓の所には作業机が設置され、押印作業ができるスペースとなっていました。

加古川線の鉄道郵便は、左書き時代は支線を含めた区間便を入れると、上下合わせて5便が設定されていたことが『関西地方の鉄郵印データ表』で知ることができます。
加古川線管理所には、同形式が3両配属されていました。

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