トルコ・1926年

トルコのカタログコレクションから、図入りアルバムの3リーフ。
1926年発行の通常切手シリーズで、下の1リーフに収まっているのが基本セット。
描かれているのは、上段が法律家ボズクルト、2段目はトルコで3番目に長いサカリヤ川の渓谷、3段目はアンカラ要塞、下段は初代大統領ケマル・アタテュルクです。

この切手には加刷があるのですが、ご覧のようにスカスカ。
無加刷は完揃なのに、これでは格好がつかないですね・・・。

下の加刷は1927年の「イズミル博覧会」の加刷。
たぶん、今でも続いているトルコ最古の商品見本市「イズミルフェア」のことではないかと思うのですが・・・。
どうでしょう??
加刷は「1927 イズミル」。

そして、もう一つ。
こちらは翌年の1928年発行で、同じく「イズミル博覧会」。
『ギボンズ』の親版には「第2回」と書かれているので、前のリーフは第1回のものなのでしょう。

と、ここまで書いて、ふと思ったのが図案に詳しい『ミンカス』には何て書いてあるかな?と。
そこで確認すると、1927年の方は「イズミル農業と産業博覧会」であり、1928年の方は『ギボンズ』親版と同じく「第2回イズミル博覧会」でした。

おそらく、これらは一連の流れに沿った同一の博覧会なのでしょうけど、第1回と2回では正式名称が異なっていたものと考えられます。

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