イギリス・フィリンピア切手帳

1970年にイギリス・ロンドンで開催された国際切手展「フィリンピア」。
F.I.P.とのトラブルから公認の国際展とはならなかったにも関わらず、キングオブ国際展として、今でも郵趣界で語り継がれています。

下のリーフは、その「フィリンピア」を記念して1970年3月3日に発行された額面5dのマーチン・デシマル切手を綴じ込んだ切手帳。
この切手帳がスゴイのは、さすが切手展宣伝用だけあって、ロブソンローやギボンズを始めとする切手商や付属品製造業者が広告主となっているところ。

日本人として、特に驚いたというか、鼻が高いのは下の画像に示す最終ページの間紙。

そうです。
金井スタンプが広告主!

金井スタンプは、タカハシスタンプと共に「フィリンピア」のブース出店者であったわけですが、イギリスを始めとするヨーロッパに店名を売り込むことが目的で、売上げは二の次だったとか。
そうした意味から、切手帳の広告主にもなったのでしょう。

たぶん、日本の収集家で、この間紙の存在をご存知の方は少ないと思います。

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