長い歴史を誇る切手研究会の活動停止とともに、その機関誌『切手研究』も刊行終了とか。
全く淋しい限りですが、郵趣人口の高齢化と減少に伴う世代交代が進まない現状では、これも仕方がないことでしょう。
切手研究会の創立は、1950年(昭和25)8月で、最初の会員は12名。
会費は150円だったそうです。
機関誌には広告を掲載しない方針だったため、会の運営は厳しく、毎年欠損金を出していたと聞きます。
下の画像は創刊号で、巻頭には三島良績氏による「二枚の勅額切手」が、次いで会長の三井高陽氏の「現行独逸切手の分類」と題する解説が掲載されています。

『切手研究』の大きな特徴の一つとして、膨大な量の外国切手の解説記事が掲載されていることを上げることが出来、これは僕のような外国切手メインの収集家にとっては、実に有り難いことでした。
しかも、その中には他誌には見られないマイナーな国や地域の切手も多くあり、本誌にはどれだけ助けられたことか。
例えば363号(1990年)から連載された「カロル1世の石版切手1866-72」は、当時は繰返し、何度も何度も読んだものでした。
定期刊行物というものは必ず盛衰があり、また終末を迎えるものと理解しています。
ですが、それが自分の収集に貢献していた度合いが高ければ高いほど、ショックであり残念な思いが大きいものです。