切手の有効期限

最近でこそ、だいぶ使い切ってきたので、いわゆる額割切手を使うことが少なくなりました。
それまでは1960〜70年代の切手を、いろいろと組み合わせて料金分にして差出していたのですが、これが若干ですが胸にチクチクと・・・。

ご存知のように日本の郵便体制は、2003年に郵政公社、2007年に郵便会社へと変貌をとげてきました。
ですが、それにも関わらず三代も前の旧郵政省時代の切手が使えてしまうという、なんとも太っ腹な営業。
まぁ、それに甘えて事業者から見れば単なる負債のような切手をジャンジャン使わせてもらっていたので、小心者の自分にしてみれば「ごめんね、ごめんね」みたいな感じだったわけです。

下のリーフは西ドイツのもので、左が1968年、右が1969年のもの。

1968年までの西ドイツ切手には、日本の常識では考えられない有効期限が切手に設けられていました。
短いものだと発行から10ヶ月くらいで、1年半〜2年弱が多いと思います。

それが撤廃されたのが、右の1969年から。
のはずだったのですが、世の中、そう甘くはありませんでした。
時は流れて1999年にユーロが導入されると、2002年6月30日をもってユーロ表示のされていない切手は使用禁止に。

自分としては、以前から「郵政省時代の切手は使用禁止でいいのにね」なんて思ってはいました。
(それにも関わらず、二枚舌的に額割切手は使っていましたが・・・)
外国切手を集めていると、こんなことも思ってしまうのです。

切手の有効期限」への2件のフィードバック

  1. 私のところでは、10円時代の記念切手が未だ増殖中です。いつ使用停止になるかとびくびくしています。
    昔の記念切手は確かに日本郵便にとって大きな負債ですが、諸外国に見られる「永久保証切手」でない分、マシなのでは?とも思います。もし10円時代の記念切手が永久保証切手として発行されていたら、負債は10倍以上になったわけですから。
    それとも諸外国の永久保証切手など、そういう場合はどうせ反故になるのでしょうか。

    1. いつも、ありがとうございます。
      米国で「A切手」が発行された時に、全く理解できませんでした。
      そのくらい不思議な切手でしたね。
      というか、今でも腑に落ちません・・・。

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