「目でみるアルバム作り12かげつ」

金曜日の「亀戸大根の会」(外国切手専門家のグループ)のzoom例会。
21時スタートが、気がついたら23時30分過ぎ。
いつものように話題は豊富だったのですが、その中で友人の発言でハッと思ったことがあったので、ちょっと調べてみました。

これまでに何回も当ブログで話してはいますが、1970年代にジュニアだった我々世代のアルバム作りの教本と言えば『スタンプクラブ』(初期は誌名は『スタンプマガジン』)、『実戦アルバム作り』、『つくろうマイアルバム』のはず。

その中でも、『スタンプクラブ』に毎号掲載されていたリーフ記事が、特に影響が強かったと思います。
そうした中で、僕自身の中でただ漫然と『スタンプクラブ』=「リーフ作りの連載」という図式を作り上げていたのですが、友人の発言を聞いて「そう言えば、初期の頃はアルバム作りのイロハ的な連載記事は無かったな」と。

創刊号(昭和47年12月号)からの連載だった「つくろう!マイアルバム」は、当初こそ一般的なアルバム作りを教えていましたが、ほどなく読者投稿リーフの添削へと変化して行きます。
そのほか、毎号のように切手展作品や単発企画(例えば「アルバム作りABC」)などリーフの掲載を行い、アルバム作りの啓蒙が編集方針の中心にあったことがわかりますが、リーフ作りの理論を教える本格的な連載には至っていませんでした。

そのリーフ作りの基礎を理論的に教える企画として登場したのが、昭和53年1月号から連載された「目でみるアルバム作り12かげつ」。

連載から選んだ2枚の画像は、それなりに意味のあるページを選んでいます。
ただ適当に選んだのではありませんよ。
わかりますかねぇ・・・。

実は、この伝説的な連載が『スタンプクラブ』史上初めての試みであったことに全く気付いてなかったとは、自分としては全く「トホホ・・・」と思ったしだい。

この連載、アルバム作りの基礎理論を教える手段がすっかり途絶えている今だからこそ、読み返す価値は十分以上にあると思います。

「目でみるアルバム作り12かげつ」」への3件のフィードバック

  1. おお、こんな記事が掲載されていたんですね。
    JUNEXのこの年の大賞が前に記事で上げておられた長野の小判切手の人だったはず。次に目白に行ったときに読み直してきます。

    1. 温情菩薩 さん
      いつも、ありがとうございます。
      ぜひ、ご覧ください。
      近年、リーフ作りの技術が全体的に低下しているのは、基本的なことを知らない人が多い結果なのだと思います。

  2. まったくそのとおりで、
    高度な技術をともなうものは「郵趣」に取り上げられたりするのですが、基礎的なものを取り上げてほしいのです。
    ワークショップもありますが、参加者の顔ぶれが固定化する傾向にあります。
    アルバム作りの基礎的な方法のワークショップをスタンプショウや全国切手展でやってほしいのですが

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