マーチン使用済の図入リーフ

イギリス切手の中で人様にお見せできるレベルなのはワイルディングで、これは以前に全日展で見ていただいたことがあります。

今日のお題のマーチンも、そのスタートはワイルディングと似たような時期だったのですが、こちらは次々と発行され、色調も初期の頃は素晴らしかったのですが、段々と「マジか!」と思えるような色調(例えばショッキングピンク)まで発行されるようになり、いつの間にか興味が薄れてしまいました。

そんなマーチンなので、2000年に入る手前ぐらいまでなら、未使用にカバーなど伝統郵趣的な形にはなってはいるものの、それ以降は未入手の山で人様にお見せできるレベルにはほど遠いと言えます。

ネット上には、マーチンの専門サイトが幾つかあるのですが、その中の一つに図入リーフを提供しているところがあります。
そこは中々凝っていて、図入リーフと言っても3種類が用意され、易しいものはカタログコレクションに近いものから、コテコテの専門カタログのようなリーフまで揃えられています。

まぁ、よせばいいのに、そんな所を見てしまったので「一番易しいリーフで、使用済で埋めるのも面白いかも」などという気がムクムクと・・・。
ダウンロードしたのは、日本で言うなら『組合カタログ』レベルのようなリーフと言えば、なんとなくイメージしてもらえると思います。
その程度の内容でもマーチンだけで、レターサイズのリーフに31リーフもあります。

昔は流行ったマーチン紙付を大沢スタンプなどでせっせと買ったものの残骸が、仮貼リーフの中や或いはストックブックの中にあちこちに散らばってあります。
と書けば簡単ですが、ようは整理が出来ていないということで、それを「そうだ、そうだ。たしかあそこにも・・・」などと思い探し出しながらのリーフ貼り。

せっかく図入りリーフの穴埋めですから、日付の読める消印で揃えるということが目標。
ところが、やってみると意外と難しいところがあります。
デシマルの最初のリーフが下のものですが、4枚ばかりが不本意な切手を貼らざる得な状況でした。

単片というのは最も基本的な単位ですが、ペアやブロックでは有っても単片では未入手だったり・・・。
さすがに図入り用に切断する気にはなれないので、応急手当で日付の読めない代替品を貼ってあります。

さて、31リーフが貼り終わったら、足りない部分の入手に努めましょう。
昔は切手商に行って貼込帳から抜くことも出来ましたが、今はそのような時代ではないので、ピンポイントでは逆に入手し難い部分があります。

こだわりの使用済み単片で揃えること。
郵趣の王道の一つではありますが、そういう収集って今は中々見ることがありません。

マーチン使用済の図入リーフ」への1件のフィードバック

  1. いつも素敵なコレクションを拝見させていただきありがとうございます。私もこのようなリーフ作成を目指したいと思っています。

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