オランダのウィルヘルミナ女王シリーズは、図案もよく、ほどよい色調配分も効果的なので、同時代の各国の通常切手の中でも好きなシリーズ。
画像のリーフでは上2段に低額面のカモメ図案も入っていますが、カタログコレクション的な整理方法では一般的な配列です。
以前に、このシリーズ最初の発行グループ(1924年)を紹介したことがありますが、最初は無透しだったのが、この1926年発行グループでは透し入りになっています。
上2段のカモメ図案は平版ですが、女王図案の方はグラビア印刷。
日本では、田沢・風景・富士鹿切手の時代で凸版印刷全盛ですが、オランダでは既にこうした色とりどりのグラビア印刷で通常切手を印刷していたわけです。
じみ〜な国ですが、実はスゴイ国。