ネパール・1937年切手付封筒

画像は、ネパールが1937年から1958年の長期間にわたって発売していた切手付き封筒。
日本の和紙に似たネパール紙を使っているので、民芸調で味わいのある封筒です。
額面は8paice でインド宛料金。

この時期、ネパールはUPUに未加盟でしたから、この封筒では海外への差し立てはできなかったのですが、繋がりの深かったインドだけは2国間の取決めで、ネパールの切手などが通用可能でした。

その使用例が下のカバー。
ネパールの首都 Kathmandu から、インドの Bahraich へ宛てたもので、1941年12月5日の使用例です。

通常、裏面には何も書かれていないのですが、時々下の画像のハンコが押されたものがあります。
これは官製印で、1953年に切手付き封筒の盗難事件が発生したため、急遽、時の郵政長官であった Shri Bharatmani Adi の名前を加捺して、この封筒のみを使用可能にしたものです。

この使用例は、まだ未入手なんです。
とっとと入手して、未使用のリーフの次のページに使いたいのですが。

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