画像は、ノルウェーが1926年に発行した公用切手。
ノルウェーと言えば、長寿切手として有名な小判形の通常切手が有名ですが、公用切手も1983年に廃止するまで、長期に渡って使用していました。
ただし、こちらは小判切手とは違い、時代とともに変化しています。
最初の公用切手は1926年1月1日に発行されましたが、ノルウェーでは、それ以前の17世紀から公用の無料郵便制度がありました。
画像を見てもわかるとおり、公用切手には国名が入っていませんが、これは公用切手が国内便専用であったため、国名を記す必要性がなかったことからです。
ちなみに、印面上部に書かれている文字は「公用切手」。
この切手が発行された当時、まぁ当たり前の話なのですが公用切手なので収集家への発売はありませんでしたが、後に収集家の声に押されて一般にも発売したという面白い経緯があります。