昭和22年の「切手趣味週間」小型シートは、安価なのでロット物などに紛れ込んで、気がつけば数枚が手元に。
それを整理したのが画像のリーフです。
ご存じのように、この小型シートは1版と2版があるのですが、リーフはもちろん駄物の1版の方。
2版も入手したいのですが、こちらはまだまだ。
もちろん、それなりの大枚をはたけば入手のチャンスは何回かあったのですが、できれば駄物の中から釣り上げたいとい思っています。
こうしたマテリアルでは、そんな入手の仕方が粋な入手の仕方だと思っているのでね。
この小型シートには変種が色々とあって、カタログや雑誌などに数種が報告されています。
せっかく重品があるので、これらのシートにも何か変わったところがないものかと、ルーペを覗いて探したのが下になります。
もちろん、たくさんのシートをチェックして確定させたものではないので、「こんなのがありましたけど、どうでしょう?」程度のものと思ってください。
下は、「週」と「間」の間に青点が見られるものとして、以前から報告されている定常変種。
白紙で一番上のシートです。
続いて「週」の字の一部が切断されたものですが、管見による限りでは今までに報告はされていないと思われます。
綺麗に切断された感じなので、定常変種に格上げされればよいのですが・・・。
これも白紙で、中央のシート。
下の3枚は、一番下のシートで灰白紙ののもの。
葉に白抜き点なのですが、これは版にゴミが付着して出来た可能性もあります。
中央上部の飾り線の下に青点。
「円」の右に青点。
ここまで書いて、あと1枚所持しているのを思い出しました。
それは、ボストーク図入りアルバム第2巻の中に。
本棚から引っ張り出して確認すると、そこにあるのは以前から報告されている定常変種物で、下の2枚の拡大画像がそれ。
この小型シートは、安ければ200〜300円台で買えたりしますから、気軽な遊び場かも知れません。
印刷には、3×7面と6×7面の2つの実用版によって製造されたことが、三島良績『日本切手の製造』(切手趣味社 昭和39年)の中で紹介されています。