ネパール・ファーストシリーズの使用例

ネパール初期の切手について、いつも簡易的にファーストシリーズと書いていますが、ちゃんとしたネーミングがあります。
” Sripech and Crossed Kukris ” Types というのがそれ。
長ったらしいですね。

画像のリーフは、ファーストシリーズの中でもっともありふれた1Annnaの1枚貼り使用例。
ファーストシリーズは、1881年に最初の印刷が行われて以降、数度の印刷・発行が行われているのですが、このカバーは1902年の4回目のものが使用されています。
分類の要素は、紙、印面の状態、色が基本。

さて、このカバーの差立地ですが、抹消印と裏面上段に2個並んだ証示印からインド国境の Gahawa であることがわかります。
手書きの日付を読むと1964年11月18日(西暦:1908年2月29日)と翌11月19日(西暦:3月1日)であることがわかります。
おそらく11月18日に引き受けて、翌19日に発送したのでしょう。

到着は Kathmandu で11月20日(西暦:3月2日)であることが、裏面下段の到着印でわかります。
距離的には約100キロ。
もちろん、日本の飛脚みたいに脚夫による逓送ですが、この区間は主要道なので翌日逓送が実現しています。

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