昨日に続いてジョージ6世の1dですが、このシリーズの発行途中には第2次世界大戦があり、そのため少なからずその影響を受けながら継続的に発行されています。
そうした現象が一番よくわかるのが色調で、1/2d、1d、11/2d、3dの4額面は物資不足からインクを節約した明るい色へと変更されています。
どのくらい違うのかというと、このくらい。
左が当初(昨日紹介した)の色で、右がインク節約の改色。
上の画像では、右の改色切手はスキャナの特性でちょっと赤味が出ていますが、実際はもっと橙色が強いですね。
この改色切手が出回り始めたのは、1941年の8月。
今日のリーフ紹介は、その改色切手のもの。
基本的には、昨日のリーフと同じで透し違いとコントロールナンバー、そしてカバー。
カバーは、Welwym局1946年8月30日の抹消でフィンランド宛。
1dが3枚の3d料金は、重さ1オンスまでの外国宛平面路便料金です。