初期の切手収集

画像は、初期の郵趣雑誌の一つ ” Stamp Collector’s Magazine” 1863年11月号。
最初の切手である、ペニーブラックの発行から23年後の郵趣雑誌ですね。

ペニーブラックの発行から程なくして、新聞に使用済切手を求める広告が掲載されたと言われますが、その広告を見た記憶は全くなく(忘れている可能性もありますが・・・)、半ば都市伝説っぽくも思えます。

大英博物館の職員だったジョン・エドワード・グレイ博士(1800-1875年)は、初期の切手収集家の1人として著名なので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
博士は、”Hand Catalogue Postage Stamps” を1862年に出版するのですが、このカタログは6版を重ねています。

1860年代は、初期切手収集の一つの画期と言え「Philately」とか「philatelist」という言葉が生まれたのも、ちょうどこの時期になります。

1860年代は、郵趣家の中でもっと注目されてよい時代だと思うのです。

初期の切手収集」への2件のフィードバック

  1. 水村さん
    ご指摘の通りで、現在我々が考えるところの「切手収集」をさかのぼると、1860年代に行きつきます。『たんぶるぽすと』の連載では、第3部として、今年の2月号からはその辺のことを書いています。ご紹介いただければ幸いです。 「使用済み切手募集の新聞広告」としては、The Times1842年の例を『世界の大収集家』第1部グレイ博士の章p45に掲載しました。ブリュールの『郵趣の歴史』で見たときはすごく感動したのですが、その後同様の広告をいくつか見ました。中には父親が修道院に娘を入れようとするのを阻止して、結婚する目的で当該女性が古切手を求める話とかもあり、19世紀ビクトリア期の結婚問題が背景にあるのか、事情が分かれば面白いなと思っています。 正田

    1. 正田 さん
      いつも、ありがとうございます。
      近年の、何でもアリとも言える切手収集(例えば、ポスクロなんかも郵趣の仲間に入れている)の状況を考えると、郵趣史を整理する必要があると思っています。
      先行研究史を整理し、本質を見つめ直すのは、僕が専攻していた歴史学の基本中の基本(学部の1年が習得する)です。
      広告のご教示、有り難うございます。
      今後とも、よろしくお願いいたします。

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