『郵便創業120年の歴史』

郵便の歴史について書いた本は何冊もありますが、大きく分けると郵趣家が書いたものと、官が書いたものに分けることが出来ます。
前者で言えば、今井修氏の『日本切手一〇〇年小史』がその代表と言えると思いますが、後者の代表例としては本書を上げたいと思います。

本書は、郵政省郵務局郵便事業編纂室が編集し、平成3年(1991)に出版されたもので、オールカラーA4判237ページ。

誌面は、ページ上部が年表で下部が解説というレイアウトになっており、とても見やすい構成です。
また、郵便事業編纂室が作った本であるだけに、幅広い郵政省業務の中でも郵便に特化していることが、郵趣家が使うには、使いやすいものとなっています。

僕の場合、郵便事業史関連で「どうだったかな?」と思った時には、先ず最初に開く本の定番です。
今日も、ミニペックス作品の制作で鉄道郵便について思うところがあったのですが、本書を開いて解決しました。

郵便事業史関連で、適度な内容の本をお探しでしたら、本書を手元に置かれると良いと思います。

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