昭和55年から発行が始まった「花・貝・文化財」通常切手シリーズは、低額面は動植物、高額面には工芸品を図案とするように郵政省がまとめたシリーズで、その趣旨は「シリーズとしての統一感を持たせる」というものであったと思いますが、発行から40年以上も経った今でもピンと来ません。
なんてことを、今さら言っても仕方がありませんが・・・。
170円は、法隆寺弥勒菩薩。
切手としてはさほど悪くはないとは思いますが、ルーペで覗かないと刷色が暗すぎて仏像の表情が読み取れないのが、難点といえば難点でしょうか。
頭の部分に消印の文字が被ると、データが読み難くなります。
170円は、画像のリーフのような定形外重量便の単貼り便用でドンドン使われたと見え、当時は10キロボックスを開けるとローラー印がほとんどだった記憶があります。
下から2枚目の使用済単片は櫛型印で、最下段は試行印。
試行印は中々見られないと思いますが、これは福島局のもの。
外信便の単片貼り使用もあることはありますが、未入手なのです。
もし入手できたら銘版とカラーマークの未使用、各種使用済、それに外信便のカバーを配置して1リーフを作製。
画像の図体のデカイ定形外重量便は単体で1リーフにして、合計2リーフに直したいですね。