ハンガリー消印タイプW

ハンガリーの消印からタイプW。
このグループは、方形や円形、楕円、枠線無しなど定形の形をしたもの以外をグルーピングしたもので、ハンガリーで出版されているモノグラフでは、一言「特殊な形態を持つグループ」と説明されています。

その不定形な形態を更に細分しているのですが、画像の消印はサブタイプz5と分類されるもの。
使用局は “Gr Betskerek” という現在のセルビアに属する局で、1826〜47年に使用されています。

本カバーが1845年9月27日の使用であることが、フラップ部分の2に書き込まれた日付から特定でき、このカバーが重さ1Loth までの10 miles 以上、20 miles までの距離宛であったことが、1の部分の書込「24」(フラップなので画像では逆位)という郵便料金から知ることができます。
また、表面の3の部分に大きなバツが書かれていますが、これにより本カバーが全額宛先払いとして差立られたことがわかります。

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