フランスの図入りアルバムからの1リーフ。
まだ、穴埋めが終わっていないリーフですが勘弁してください。
上2段がタイプ ブランと呼ばれるシリーズで、3段目以下はタイプ 厶ーション。
1900年の発行なので、日本で言えば菊切手の時代です。
この時代のフランス通常切手は、額面グループによって図案が使い分けられており、低額面がブランで、中額面が厶ーション。
そして、高額面がメルソン。
メルソンのリーフは、2020年8月8日の記事でご紹介したことがあります。
さて、ブランのメインナンバーはご覧のとおり7額面だけなので、これだけを見ているとスケールの小さなつまらない切手に見えてしまいます。
ですが、発行期間が20年を越える切手もあるので、そこには版のタイプ別、色、紙、プリキャンセルなどのバラエティが認められ、使用済単片だけでも30種ほどに細分できます。
これだけのスケールがあると、1フレーム分には展開できそうな気がするのですが、不思議と日本国内ではブランのコレクションを見たことがありません。
こぢんまりとした小さなシリーズですが、面白い切手だと思うのですがねぇ・・・。