イギリス・バトル オブ ブリテン25年

画像は、イギリスが1965年9月13日に発行した「バトル オブ ブリテン25年」記念切手のリーフ。
上半分と下半分は同じ切手なのですが、この時期はイギリス郵政の機械化の時期と重なり、下の切手は燐線入りのもの。
お値段的には、燐線入りの方が微妙に高いですね。
イギリスの燐線入り切手は、とてもハッキリと入れられているので、肉眼でも容易に区別できるところが有り難い。
日本の発光切手が、ホント見難いのとは対照的です。

この切手、デザイン的にはこれで良いのでしょうが、イギリス人以外にはちょっと解りずらいと思います。

6種連刷は左上から「スピットファイア」、「ハリケーン機内のパイロット」、「スピットファイアとメッサーシュミットの翼」。
左下から「ハインケルを攻撃するスピットファイア」、「スツーカを攻撃するスピットファイア」、「ドイツ軍機の尾翼とハリケーンの編隊」。
そして、単片は左から「セントポール寺院上空の空中戦」、「高射砲陣地、。

このように説明があると、ようやく各切手の場面が理解できます。
戦争の残映を引きずる国にとって、主題を直接的に描くよりもワンクッション置いた表現の方が受け入れやすいのではないでしょうか。
このデザインの良さには、大人になってから気付かされました。

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