ステーショナリーの未使用

ステーショナリーは玄人好みと言いますか、大抵の人は切手集めからこの道に入り、その後にステーショナリー収集にも入るのが常で、いきなりステーショナリーにハマる人は全くいないとは言いませんが、居たとしても極めて少数でしょう。
かく言う私もステーショナリーに興味を持ったのは、就職してしばらく経った1990年頃からだったと思います。

当時は、1970年代から続く使用例ブームの真っ最中。
使用例ならばどれでも高値安定で、オークションに参加すれば「なんで?」と高額落札の連続に、知識に乏しい身にとっては不思議な世界でした。
その反面、未使用は興味が持たれず無風状態。
特にステーショナリーでは、その傾向が強く「持ってけドロボー」とまでは言いませんが、それに近い状態。

切手、中でも外国切手メインから入った者にとって未使用は「キホン」の「キ」の字。
高値の使用例には目もくれず、未使用優先でステーショナリー収集を始めました。
でも長い目で見たばあいに、結果的にそれが良かったのだと思います。
今アルバムを捲ると、状態の良い未使用があり、それから使用例へと向かうのが展開の基本になっています。

画像はリーフの製造年を見ると93年1月になっていますから、30年近く前に作ったリーフ。
旧瀬戸内海連合葉書ですから、未使用なら安物です。
これには白紙洋紙と灰白粗紙の2種があるので、特に捻くれたマテリアルではないのでカタログコレクションレベルでも、2種が揃っていないと片手落ち感満載と言えます。

1種類で満足している、そこのア・ナ・タ!
安物なので2種類揃えましょう。
状態の良い未使用で。
これが基本。

ステーショナリーの未使用」への2件のフィードバック

  1. この葉書の紙質は厳密に見てみますと白紙でも漂白度の濃淡が有り全く別種に見える物も有ります。また、粗紙も不純物の混入品と混入割合により別種に区分しても良い位の物も見受けられます。いつの間にか何点か入手しましたが、そこまで区分する必要も有るのかなと思っております。

    1. 初老の趣味人 さん
      いつも、ありがとうございます。
      おっしゃるとおり、紙の分類は難しい部分があります。
      あと色の分類も。
      多数集めて穏当な結論を導き出さないと、有りもしない分類を作ってしまうことになります。
      切手展などで、データが少なすぎるのに独りよがりな分類を行い、それをオリジナルスタディと称しているのを見ることがあります。

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