昨日はタイプ1を紹介したので、やっぱりタイプ2も紹介しないと片手落ち。
ですが、その前に「タイプ1だのタイプ2ってどこが違うのさ?」なんて聞こえて来そうですね。
この2つのタイプ違いは、ルーペがあればすぐにわかります。
下の拡大画像を見れば一目瞭然で、”Q” の下方へ伸びる縦棒が点なのがタイプ1で、”O” の下方と繋がって棒状になっているのがタイプ2。
このタイプ2は、40枚切手帳(20面ペーン×2枚)発行のために用意されたもので、用紙のバラエティもあるのですが、そこの見分けは修業中でわかりません。
リーフでは、左端が上耳付きなので一目で切手帳であることがわかる好ましい状態です。
使用例は、印刷物料金の1枚貼り。
フランス国内でもスペイン寄りに位置する “Gabarret~Mont-de-Marsan” 間の青色鉄郵印で抹消されています。
日付は、1913年2月10日。
フランスの鉄郵印リストで確認すると、この区間の鉄郵印で印色青色は普通に見られるもののようです。
ただし、現在ではこの区間は廃線になってしまい存在はしません。
Gabarret の町には、今でも駅舎とホームの一部が駅跡として残されています。
中央上部には、Brussel 2月11日の到着印が押されており、翌日到着の早さに驚かされます。