小判葉書の台湾使用例

昨日は、新発行の菊紐枠葉書に古い新小判切手を加貼した使用例でしたが、今日はその逆で、古い小判葉書に新発行の菊切手を加貼したもの。

しかも、差立が本土ではなく台湾という点が有り難い使用例。
抹消印は、台湾の新竹局で明治34年1月1日のイ便ということで、このデータを見ただけで年賀状葉書ということがわかります。
着印は、越前の西田中局で1月8日ハ便。

ところで明治34年1月と言えば菊紐枠葉書の発行から約2年、青枠葉書からも1年7ヶ月経っているのですが、いまだに小判葉書というところがちょっとすごいですね。
受け取った人は、「最近見なくなった古い葉書だな」なんて思ったかもしれません。

以前に、どなたかのコレクションで櫛型印が押された小判葉書を見た記憶がありますが、それは例外的な使用例だと思いますから、本使用例ぐらいまでが一応のところ普通の後期使用例と言えるかもしれません。

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