昨日は40年前の話しでしたが、今日は50年前の話しです。
50年前と言えば1973年ですから、昭和48年ですね。
下の画像は『少年切手マガジン』1973年8月号ですから、7月21日発行なので50年前になります。
当時、JPS系の『スタンプマガジン』(後の『スタンプクラブ』)と、本誌の2誌がジュニア向け郵趣雑誌として発行されていましたが、組織力をフル活用した『スタンプマガジン』が大きく部数を伸ばしていたことは、皆さんもよくご存知だと思います。
このため、古書市場に『スタンプマガジン』や『スタンプクラブ』は多量に残されており、時々ですが創刊号〜終刊号までの全揃いを目にすることもあります。
それに比べると残されている本誌の数は少なく、特に揃いで所蔵されている方は、かなり少ないと思われます。
今日、ご覧に入れているのは『少年切手マガジン』でエルムが発行していたものですが、創刊当初は『ジュニア切手マガジン』を名乗り、弘報出版というところが発行していました。
この2誌は号数を引き継いでおらず出版社も別なため、考えしだいでは別物としてもよいのですが、関係者や編集スタイルが共通しているため、『少年切手マガジン』は『ジュニア切手マガジン』の後継誌と言えます。
さて、その中身ですが『スタンプマガジン』と比べると、どう見てもつまらない。
他の号を通しで見ても、執筆者の中には収集界で名が知られた方も多くいらっしゃるのですが、なにか取ってつけたような内容で、新鮮味に欠けているのです。
あまり見ることはないと思いますので、参考までに目次を載せておきます。
まぁ、内容はともあれ、あの頃は書店売りの郵趣雑誌が本誌を入れて3誌(『少年切手マガジン』『スタンプマガジン』『郵趣』)もあったのですから、スゴイと言えばスゴイこと。
今では1誌もありませんからねぇ・・・。
書店売りの雑誌があるのか、ないのか。
という問題は、その趣味の認知度(基礎体力)を測る一つのモノサシだと思います。