ネパール・1/2 anna Setting 14

ネパールが1899年から発行を始めた 1/2anna 切手。
それまでの最低額面切手は1anna だったので、その半分になりますが、当時の郵便料金の中で一般の人が特に必要とする額面ではありませんでした。

それなのに、なぜ発行されたのかと言うと、王室が発信する郵便のみに使用(政府公用で無いことに注意)するためで、実際の使用例(ペン消し)は数通しか知られていません。
しかし、それにも関わらず消印された使用済が豊富に残されているのは、電信別納に大量に使用されたもの。

画像のシートは、1/2anna 最後のセッティングである Setting 14 のもので、赤枠で示した部分がクラッチが逆位にセットされてしまった逆刷り。
特にポジション6、7、8は3連続で逆さまになってしまった「オイ!どうした!!」とでも言いたくなる仕事ですね。

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