ネパール初期葉書

画像は、ネパール最初の葉書から細分類でWa3と呼ばれるもの。
ネパールで初めて葉書が発行されたのは、切手に遅れること6年の1887年。
その後、1922年頃まで発行が続き、次のタイプの葉書に移って行きます。

この間に、微妙な差異を持つ多くのタイプが印刷され、それを今では22種に細分類しています。
この分類が確立されたのは1995年のことで、それより以前はHGカタログの16分類や、もっと古くは14とか9分類がありました。

上のリーフは、タイプ分類を示すことを目的としているので、アルバムの中ではこのような感じのリーフがズラズラと続いています。

表の中で示されているのは、印面や中央の馬図案、そしてその周囲に配された装飾文様やテキストによる分類で、これが中分類に相当します。

更にその下にテキストを縦線で区切り、その下に「4」とか「2」とか「6」とか数字が書かれていますが、これはテキストの文字区切り、即ち1節が何文字で構成されているのかを示しています。
これが小分類。
つまり、表の中の分類が同じでも、下のテキスト区切りが違うものがあるので、結果として別タイプになるわけです。
具体的に記すと、Wa3の区切りは「4-2-6-6-4-6-6」ですが、Wa4では「4-2-6-10-6-6」になります。

リーフのWA3ですが、1927年に Dr.Kalckhoff により存在が報告されているのですが、いまだに使用例は確認されておらず、未使用しか存在しないタイプです。

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