『ギボンズ スタンプ マンスリー』1月号に、日本関係の読物が2編も掲載されていました。
そのうちの1編は、驚くべきことに現行モノで、こうした記事が掲載されるのは珍しいですね。
“ JAPAN: A NATIONAL TREASURE “ というタイトルで、中宮寺菩薩像を昭和すかしなし〜第4次ローマ字入りまで横断的に色調を中心に追った解説。
年月の読める使用済切手を多数図版に採用し、同一シリーズの色調変化を紹介しています。
もう1編は沖縄切手。
こちらは、優しく沖縄切手が発行された背景や、その流れが解説されています。
ギボンズの読者はイギリスが中心ですから、恐らくイギリスから見て超ローカルな沖縄切手のことは、ほとんど知られていないはず。
そうした意味で、研究誌ではない一般誌にこうした解説が掲載されるのは、普及という意味で大切なことだと思います。
やはり切手収集家たるもの、自分の収集範囲外のことでも知的好奇心を満たすという意味で、また一般教養として必要なことだと思います。