こんなポストが!

小湊鉄道の五井機関区(千葉県市原市)へ行って来ました。
いつもだと、階段を下りてそのまま正面にある機関区に行くのですが、なんとなくバス停の方を振り向いたら、ポストらしいものを発見。
でも、色が変です。
そこで、近づいて見たら・・・。
やっぱりポスト!
このポストは、羽田と成田空港行きのバス停の前で、バス停は長蛇の列。
そんな所で、マジマジとポストを見ながら写真を撮れば、イヤでも注目されますね。
皆さん、こっち向いていました。

それで、この塗り分けなんですが・・・。
下の写真を見ていただければ、一目瞭然。
小湊鉄道のカラーです。

で、以下は郵趣ネタではありません。
念のため。

下の画像は、その日のお目当てのもの。
なにかと言えば、気動車のエンジン。
DMH17という名機です。
基本設計は戦前なのですが、戦後、昭和期の気動車エンジンの大部分がこのエンジン。
まぁ、昭和のエンジンとでも言いましょうか。
ご覧のとおりの8気筒で、出力1700(PS-rpm)。
今の気動車エンジンは横型なので、縦型という点でも前世紀のエンジンということがわかります。

延べ5000台以上が様々な車両で稼働していましたが、現在残るのは極めて少数のレッドブック入り。
修理用部品の調達が不可能になったので、いま残っている稼働エンジンも近い将来に無くなることでしょう。

日本のディーゼルエンジン開発史の中で、最重要なエンジンの一つであるDMH17。
日本の産業遺産であり、技術遺産。
写真のエンジン右横に付いている液体式変速機(トルクコンバーター)も、技術史の傑作。
エンジン+液体式変速機の形で残せないものかと・・・。

エンジンむき出しの状態で動かしてくれ、音も録音させてもらいました。
DMH17独特のアイドリング音、そしてフルノッチの轟音。
興味の無い人には「アホ」かと思われちゃいますが、しびれましたわ〜。

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