第3次昭和30銭

昭和切手の30銭厳島神社。
第1次は惚れ惚れするような精緻な凹版印刷でしたが、第3次ともなれば、いかにも「手間をかけません」という感じの平版印刷。
まぁ、でも同じ3次昭和でも10銭や20銭なんかよりは、マシな仕上がりだと思っています。
言い方を変えると、それなりの出来とも言えます。

銘版は、中字しかありません。
左は白紙で緑味青。
右は灰白紙の青味緑。
両方とも95番切手に変種のある東京証券王子工場製なので、変種の無い図書印刷製が欲しいところ。

原乾板は1枚らしく、その由来で特徴的なのは縦方向の印面ガッター幅。
7列目が狭く2.4ミリで、その隣の8列目は広く3.2ミリ。
リーフ画像では小さすぎてわからないので、下に拡大画像を。

30銭は、製造面的にはあまり面白くない切手なので、アクセントにはよいマテリアルになると思います。
大きなブロックをお持ちの方は、確認して損は無いと思います。

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