郵便車

仕事で使う写真を物色している最中に目に止まった1枚の写真。
昭和44年9月27日、午前11時40分に撮影。
場所は、羽越本線の五十川〜小波渡の小波渡駅西方地点。
写っているのは、大阪発青森行きの急行「きたぐに」で、機関車は秋田機関区のDD51-44。
この撮影場所は、今となっては廃線跡となっていて、昭和50年に現在の新線に切り替わっています。

これだけでは単に鉄道写真で終わってしまうのですが、実は機関車の次位の車両が郵便車なのです。

その部分を拡大すると・・・
オユ10形ですね。

車両の中央付近に、天窓みたいに屋根近くに細長い窓が並んでいますが、この部分が区分け室になり、その手前が小包締切室で、奥側が締切郵袋室になっています。

よく「大阪青森間」の鉄郵印を見ますが、同区間で郵便輸送を行なっていたのは「きたぐに」と、他には郵便荷物列車が1往復設定されていたようです。
もちろん、この線内の区間便はたくさんあります。

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