印南博之氏と『つくろうマイアルバム』

昨年末に印南博之氏が、お亡くなりになりました。
僕らの世代だと、印南氏と言えば『スタンプマガジン』→『スタンプクラブ』に連載されていた「つくろう!マイアルバム」。

一般的には読者応募の添削コーナーと理解されていますが、当初はそうではなく、いわゆるアルバム作りの方法をやさしく解説するスタイルでした。
連載が進むにつれ、切手展のジュニア作品からリーフを抜き出し改善点などを説明する形となりましたが、全面的に応募リーフの添削となったのは10回目からのことで、このスタイルが「つくろう!マイアルバム」の形として定着。

この人気連載の流れの中で、ジュニア向けのやさしいアルバム作りの解説書として企画・発行されたのが『つくろうマイアルバム』で1978年9月のこと。

これより以前には、アルバム作りのベストセラーである田辺猛氏の『実戦アルバム作り』が1976年に刊行されていましたが、こちらはやや高度な内容で、どちらかと言えば大人向き。
これに対して『つくろうマイアルバム』は、基本的にジュニアを対象とした内容で、価格も800円という若干抑えた設定でした。
そのため、紙質が悪く、今となっては日焼けがけっこう進んでしまっています。

僕は本書を、JUNEX会場の先行販売で購入。
特典というわけではありませんが、列に並んで印南氏にサインをしてもらいました。
今となっては、良い思い出です。

印南博之氏と『つくろうマイアルバム』」への1件のフィードバック

  1. こんばんは。印南博之先生がお亡くなりになった事は、切手の友の会報で知りました。自分も『スタンプマガジン』の「つくろう!マイアルバム」を見てボストークアルバムのリーフに憧れました。行動範囲の狭かった少年時代、近所では手に入れる事が出来ず、自作でリーフを作った事も有りましたがイマイチで、初めて標準方眼リーフを手に入れた時には感動しました。印南博之先生ありがとうございました。

北野雅利 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *