リーフにペアが1枚だけポツンと。
ちょっと解説が必要なマテリアルです。
画像は、ネパールのファーストシリーズ4アンナ切手。
このペアからは特定はできませんが、印面の状態からセッティング5〜10のどれかであることは確かです。
で、このペアが重要なのは右側の切手で、”White Crown” と呼ばれている特徴的な変種であること。
下の拡大画像の左右の切手を見比べると、右の切手の方が王冠の頂部の白抜きが太くて大きいことがわかると思います。
これを “White Crown” と呼んでいます。
この変種を持つクラッチはポジション6と40の2ヶ所にあるので、4辺を切り取られた普通の単片だと区別がつきませんが、手持ちのは幸いにも右側に耳紙を持っているのでポジション40であることが特定できます。
後期の印刷になると印面がベタに潰れているので見えないことが多く、探すとなるとなかなか巡り合えない切手です。