桜洋紙カナ入り1銭

画像の切手、入手して何年になるでしょうか?
5年、6年、7年・・・。
もう、全く覚えてなくて、凡そもわかりません。

見てのとおり、桜洋紙カナ入り1銭「ロ」。
この切手にはプレート1と2があるのですが、かなり前からプレート2のリコンストラクションに取り組んでいて、21ポジションまで埋まっています。

洋紙切手のばあい、版別して売っていることはほぼ100パーセントありませんから、適当に買って自分で版別、そしてポジショニングしなければいけません。
そもそも、小さな写真版やネットオークションのモニター画像を見ただけでは版別はできませんから、無駄を承知で安ければ入手です。

この切手、長いこと行き場所が無かったのは、なかなかポジションがわからなかったのです。
プレート1と2の確実な見分け方がわからないので、とりあえずシート2枚分の合計80ポジションと睨めっこ。
ところが、この1銭「ロ」のシートの状態が悪く、写真でも細部がよくわからないポジションが多いのです。特にプレート2にそれが顕著です。

今日、数年ぶりに思い出してシート写真と睨めっこしたら、ポジション16ということがわかりました。
決め手は七宝の中の点の位置。
けっこう中心からズレていてバラバラなのですが、その特徴がピタリと合うのが16。
その他、文字や枠の感じも合っています。

「おー、16や」
「未入手のポジションが埋まったワイ」
「あれ?このシート写真、プレート1やないの!」
「こらアカンわ」

って感じで、プレート1のポジション16でした。
特定はできたものの、プレート2のリコンストラクションの穴埋めにはならず・・・。

仕方がないけど、不明品が一つ片付いたので半分は満足。
手彫切手のポジショニングは、忘れた頃に見直すと確定できることがよくあります。
根を詰めて無理に探すより、時間が経ってから違う目で見るのがいいのです。

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