今から思えば、「仏像にこの色はないだろう・・・」となるのですが、それまで家に来る手紙の大部分が陰鬱な感じの20円松ばかりだった当時、明るい切手として妙に好印象だったのを覚えています。
例によって未使用はカラーマークと銘版付。
これにコート紙の未使用が欲しいのですが、まぁ、それは冗談みたいなもの。
でも、せめて暫定版のカラーマークは加えたいなぁ。
画像のカラーマークは、もちろん電子製版です。
使用例ですが、消印は「左京 51年1月28日」ですから発行3日目のものですね。
意外とこの切手は早くからの使用例が多くて、手元には1月31日とか、2月16日の鉄郵印のカバーがあります。
仮貼り帖には、単片の使用例も初期がチラホラ。
昭和62年に刊行された大村芳弘氏の『現行切手の集め方』には、「色検知の関係から赤が残っていても、普通便には緑を売るようにしたためです」と記されています。
そうなのかも知れませんが、郵便局内の部内資料とか何か根拠があってのことなのかなぁ・・・。