洋紙カナ入り1銭「ヲ」

画像は、洋紙カナ入りですから手彫切手の中でもリーズナブルな切手です。
しかも、消印は弱々しく、有るんだか無いんだか・・・。
こんな感じなので、通常は見向きもされないもので、捨値のようなお値段でした。

この切手は無シート版と呼ばれるもので、未使用・使用済ともに小さなブロックが確認されている程度ですが、1版の24番切手には右側の額面単位「銭」字の下の「七宝全点落ち」という派手な変種が記録されています。

下の切手は、その親戚みたいな変種ですが、こんなのが有るんですね。
さすがに「全点落ち」ではありませんが、「1点落ち」です。

拡大するとよくわかると思いますが、どうでしょう?

残念ながら、先ほど書いたように無シート版なので、ポジションは不明なのですが、変種の少ない切手なのでアクセントにはなります。
ウッドワードの著書にも、「ヲ」の1点落ちは2ポジションを確認しているのですが、本品とは異なる位置のものです。

入手した時の感じでは、売り主もこの変種には気付いていないようでした。

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