琉球・米貨単位暫定1ドル

雑多な郵趣品を突っ込んである缶の中から、防湿袋に入ったままになっていた画像の切手を発見。
琉球の米貨単位暫定切手の中から、最高額面1ドルの横3枚ストリップ。
「ふーん。こんなのあったんだ・・・」
と思いながら、じっと切手を眺める。
すぐに気になったのは上枠線のズレで、左端の切手が異様に低いこと。
元々この切手は、印面がけっこうガタガタなのですが、ここまでズレているとかなり目立ちます。
下の画像では、分かりやすいように点線を引いておきました。

米貨単位暫定切手の基本の一つはプレーティング。
ルーペを覗くと、
・左の切手は、下辺枠線右端の断線。
・中央の切手は、「琉」字の下に細いヒゲ線。
の、特徴があることがわかりました。

そこで、手持ちの1ドルシートを引っ張り出して、この特徴を持つ切手を探すと、ありました。ありました。
ポジション13、14番の2枚にピタリと一致。
印面がズレている特徴も同じということで、上の3枚ストリップは13〜15番切手で確定。

忘れ去られていたこの切手も、ポジションが確定して、これから立派に役に立ちそうです。

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