乃木2銭の平台印刷

画像は、乃木2銭のアルバムから平台印刷のページ。
はなはだ大雑把で見苦しいリーフですが、個々のマテリアルが大きな塊なので仕方がありません。

上段左は、初期印刷のなかなか奇麗な仕上がりで、平台印刷のトップには欠かせない1枚。
対して右は糊無し印刷なので、後期印刷の荒れた印面ですが、その中では奇麗な印刷だと思います。また、いかにも後期印刷らしく目打欠けが毎段規則正しく見られるので、1段抜きの櫛形目打の特徴がよく出ていますね。

2点とも見ての通り第2コーナー8枚ブロックですが、昭和切手の銘版10枚ブロックブームの頃は、シートから銘版10枚ブロックを切り抜いた残骸として、切手商でも持て余していたデッドストック。
だから、ウソみたいに格安なお値段。
僕の昭和切手に、この第2コーナーブロックが多いのは、安価に魅せられてせっせと買ったもの。
第2コーナーは、ご存知の通り係数番号が入る位置なので、そこを一目見ればゲーベルか、平台か、一目でわかるという利点があります。

下段の銘版は「内閣印刷局製造」で、これも最初期印刷の奇麗なもので気に入っています。
「大日本」銘版は、基本マテリアルですがまだ未入手。この辺が「ぐうたらコレクション」たる所以ですね。

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