横形コイル5枚ストリップ

画像は、スウェーデンの「グスタフ6世シリーズ」からタイプ3の30オーレ切手のリーフで、コイル切手と連刷切手帳の組合せバラエティーを示しています。

で、今日の話で注目してもらいたいのは、一番上のコイル切手。
普通コイル切手の収集だと単片、ペア、3枚が多いと思いますが、横形のばあいは5枚ストリップが一番いい形なんですね。

なぜなら、リーフを見てもわかるとおり安定したレイアウトになります。
上のリーフで、単片やペアを貼ったばあいを想像してみてください。
全く様にならないことが、容易に想像できると思います。

実は、このことはスウェーデン切手を本格的に集め始めた25年ほど前に、亡くなられたスウェーデン切手の大家だった志垣さんに教えられたのです。
氏曰く「コイルの5枚ストリップは、田型の相当する」と。

それを知らなかった頃に集めた米国の「輸送機関シリーズ」は、全てが3枚ストリップで集められています。
それらは、発行された1980年代にリアルタイムで集めたものなのですが、その頃は米国でも3枚ストリップが主流の集め方で、切手商もそのような形で売ることが多かったと思います。
それが、いつの頃か米国でも5枚ストリップで集めるようになり、『スコットカタログ』の評価も、今は5枚単位でされています。

3枚ストリップでリーフを作ると左右の空きが大きく、ホントに間が抜けたリーフになるんですよね。
もっと早くからスウェーデン切手を集めていたら、「輸送機関シリーズ」も5枚ストリップで揃えたのですが・・・。
いまさら買い替える気は全くありませんから、どうしましょう・・・。

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