10円鹿コイルの繋ぎ目

10円鹿のコイル切手。
シート切手は散々使いましたが、コイル切手は発行がかなり遅かったので、使った記憶が全くありません。
たぶん多くの人がそうだと思います。

下の画像は、そんな10円鹿コイル切手のリーフからの1枚。
7枚ストリップの使用済なのですが、何を示しているリーフかと言うと、実用版の繋ぎ目。

こうしたものがあるのを知ったのは、丸島氏が『いずみ』196号に発表されたから。
氏は、同時に定常変種についても報告されているのですが、そちらは未入手で、これからも入手は極めて望み薄でしょう。
まぁ、それでも、どこかに転がっていることもありますからね・・・。

コイル切手は縦22枚で実用版が構成されているのですが、円筒形のシリンダーの繋ぎ目に、微妙なズレが現れるわけです。
画像の切手では、1番上が22番で2枚目が1番、当たり前ですが以下2番、3番・・・となって行きます。

このガッター幅をスケールで測ると、通常は3ミリなのですが、22番と1番の間だけは3.2ミリと微妙に広いのです。
上の切手の部分拡大したのが、下の画像。

左は1番以下の通常の3ミリで、右が22番と1番の間のもので3.2ミリ。
わかりやすいように、下の切手の上辺を合わせてありますから、上の切手の下辺がズレているのがわかると思います。

この部分。
なかなか得難い部分で、誰もがすぐに巡り会えるものではないと思います。
ただし、未使用で25枚とか30枚のストリップを買えば別ですが・・・。

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