画像のリーフは、ネパールのセカンドシリーズである Sri Pashupati シリーズから1907年発行グループの4 Pice。
下段の9枚ブロックは100枚シートの右下コーナーブロックですが、今となっては貴重品ですが、今日はそれはどうでもよくて、見ていただきたのは上段田型のプレート・プルーフです。
このシリーズは、ファーストシリーズが郵便使用から電信(電話)使用へと移行されたのに伴い発行されたもので、イギリスのパーキンス・ベーコン社製の凹版印刷。
受注や製造記録が同社に残されており、それによると1907年7月5日に原版が完成し、7月17日に実用版が完成したことが知られています。
セカンド・シリーズは、後期に発行されたカトマンズ印刷が製造面のバラエティが豊富で面白い反面、イギリス製の凹版印刷は完成度が高すぎて、そうした面の面白さには欠けます。
そうした穴埋めとして、プルーフなどのアーカイブスがあると助かります。
1907年発行のグループは4額面あるのですが、プレート・プルーフは田型で揃えることができました。
次の目標は、更に入手難易度が高い Die プルーフの入手になるのですが、それは現所有者が放出しない限り無理なので、しばらくはジッと待ちましょう。
僕と、現所有者のどちらが長生きしますかねぇ・・・。