今日は、東京モノレールが開業した日で「モノレール開業の日」と言うそうです。
1964年9月17日に、羽田空港と浜松町を結ぶ東京モノレールが営業を開始した日だからで、東京モノレールが定めた日だとか。
んーん。なんだか言ったもの勝ちみたいな気がしないでもありませんが・・・。
この東京モノレール以前に日本で営業を開始していたのは、1957年開業の東京都交通局上野動物園モノレールと1962年開業の名鉄犬山モノレールがありましたが、両者ともに今は廃止されているので、東京モノレールが日本では現役最古となります。
僕は、以前は羽田空港を利用する時はいつも乗っていましたが、京急線が空港ターミナル地下に乗り入れるようになってからは、もっぱら京急線ばかりで、モノレールはさっぱり利用しなくなってしまいました。
下の風景印は、世界貿易センター内局のもので、隣接してモノレールの浜松町駅があったことから、風景印にも左端にモノレールが描かれています。
日本では東京モノレールが現役最古と紹介しましたが、世界最古となるとずっと古くなって1901年まで遡ることができます。
1901年と言えば122年も前のことで、日本では明治34年!
モノレールと言うと、なんだか新しい乗り物のイメージですけど実際はかなり古いですね。
ちなみに私はというと、湘南モノレールが開通した翌年に小学校に入学して、通学に6年間モノレールを使っていました。
下の切手に描かれているのが、現役では世界最古のモノレールであるドイツのヴッパータール空中鉄道。
社名に出てくるのが「モノレール」ではなくて「空中鉄道」というところが良いですね。
走っている場所は、デュッセルドルフから近郊電車に乗って30分ほどかかるヴッパータールという町。
日本ではモノレールの車輪と言えばゴムタイヤですが、ここのモノレールは下の画像のように鉄製の細いレールの上を鉄製の車輪で走るのです。
なんとなく、鉄道って感じがしますね。
線路のほとんどはヴッパー川(この川に沿って町が発展しています)の上を走っている関係で、けっこうカーブが多い線形なのが特徴と言えます。
聞くところによると、当初は高架鉄道として企画されたらしいのですが、カーブが多いため鉄道には向かず、そのためモノレールになったということです。