画像は、旧小判10銭に押された根室のボタ印。
ひび割れた感じで、状態はイマイチってところでしょうか。
赤2に押されたスカッとしたものを見てしまうと、ちょっとねぇ・・・。
って感じですが、でも、そこは「腐っても鯛」じゃないけど、「腐っても根室ボタ」。
下の画像は、その根室ボタ印が使われた根室郵便電信局。
根室郵便局は5等郵便局として明治8年1月22日に開局。
その場所は、山中義雄さん宅でした。
しばらく同氏宅で業務を続けた後、明治21年2月1日に郵便電信局となり移転しますが、その移転先の局舎が下の画像です。
根室局のボタ印は、第5次使用局として明治20年2月に使用を始め、その終末は同21年8月。
ということは、ボタ印は田中氏宅局舎と上図の新局舎の両方で使用していたことになります。
消印集めも単なる消印だけを集めるのではなく、あわせて地図や絵画資料なども収集すると、より楽しく、そしてハンコがより身近に思えて来るのでオススメです。